ドイツ戦車

1/144 マウス – 実在した、最強の超重戦車

第二次世界大戦当時の実在した戦車の中で最も火力・防御力が高かった戦車こそ、このマウス超重戦車です。重量にして100tもあり、当時はおろか現在の戦車よりも重量がありました。しかも、ディーゼル・エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド機関で稼働するという、当時の中では画期的な仕組みを備えていました。そんな戦車の性能はいかほどなのか、敵戦車と比べてどれほど優位だったのでしょうか。

マウス超重戦車の性能(スペック)

火力 :★★★★★★
防御力:★★★★★★
機動性:★☆☆☆☆

火力

主砲の128mm戦車砲は、当時としては最強で完全にオーバースペックと言えるほど強力でした。装甲貫徹力は1,000mで252mm、射距離2,000mで221mmもあり、さらに3,000m先からでも190㎜の装甲を貫通することができました。砲が当たりさえすれば3km先の、どの中戦車でも撃破可能でした。アメリカ・イギリス軍の戦車では到底太刀打ちできず、戦後に開発されたトータスやT28/29重戦車をもってしてやっと防げるといった形です。

防御力

車体の装甲厚は前面が200mm、側面が180mm、後面が180mmで、これでも十分な走行なので会うが、さらに砲塔は全面が240mm、側面が200mm、後面でも180mmを誇ります。(背後から攻撃しても、ティーガーⅡ重戦車の正面装甲と一緒なのですね。。。)
前面で200㎜の装甲厚であるものの、この装甲自体も傾斜しているため、垂直にした300mm分の防御力を誇っています。
これらの装甲は、正面はもとより、側面であったとしても貫通不可能なレベルでした。

機動力

最高速度は22km/hであり、戦車の中でもかなり鈍足な部類でした。ただ、ハイブリッドシステムのモーター稼働であるため、加速性能だけは悪くなかったそうです。

マウス超重戦車の戦歴

マウス超重戦車は2輌が生産されており、1輌は爆破処分がされたが、もう1輌はベルリン防衛戦に参加した、もしくは生産された試験場にて防衛戦に参加し、やはり爆破処分されたと言われています。そのうち1輌は現在ロシアのグンピカ戦車博物館で見ることができます。実際、もしマウスが戦場で戦っていたらどのような戦いを繰り広げることができたのでしょうか。

1/144 マウス超重戦車とⅡ号戦車 すさまじく大きいですね。。。

v.s. M4シャーマン中戦車、クロムウェル巡航戦車、T-34/85中戦車

1944年のアメリカ軍の主力中戦車であるM4中戦車、イギリス軍が開発したクロムウェル巡航戦車や、ソ連の主力中戦車T-34/85と戦いを交えた場合、はっきり言ってマウスは無敵と言える存在でした。なにせいずれも戦車は100mはおろか、50m以内に近づいてもマウスの後面装甲を貫けるかどうかといった程度なのです。一方で、マウスの主砲である128mm砲からだと、3km先からでも、当たりさえすればこちらの戦車を撃破することは容易であったと言えます。

中戦車が相手だと無敵のマウスですが、重戦車が相手でもその優位性を保つことができたのでしょうか。

v.s. IS-2スターリン重戦車

ソ連の書記長の名前がつくほどの重戦車、IS-2の主砲をどの程度まで耐えられたのでしょうか。IS-2の主砲120mm砲は強力でしたが、180mmの装甲を貫通するには100m以内まで接近する必要がありました。つまり、100m以内かつ背面であればマウスを撃破可能ということになります。
一方で、マウスの主砲が相手となると、IS-2重戦車の最大装甲厚160mmであってもやはり3km先から撃破が可能でした。

v.s. M26パーシング重戦車

アメリカ軍が1945年になってやっと前線に繰り出してきた重戦車、M26パーシングが相手だとどうでしょうか。パーシングの主砲はこれまでのM4の75mm砲とは違い、90mm砲まで強化されています。この主砲は、通常の砲であれば100mまで近づいても150mm程度しか貫通できないですが、高速徹甲弾という特殊な砲も搭載していて、これを使うと1,000mで222mmの装甲厚を貫通可能となります。さらに、500mまで近づくと249mmまで貫通可能であり、うまく近づくことができればマウスを撃破できる計算で、勝機が残っています。
では、マウスがパーシングの正面装甲102mmをどの距離で撃破可能かという点ですが、結論3km先からでも撃破可能となります。そのため、パーシング重戦車が相手であっても圧倒的に優位と言えます。

連合国軍の重戦車相手でも圧倒的優位性を誇ってますね。。。

1/144サイズのマウス超重戦車

1/144 塗装済み完成品

アトリエインフィニティー製

アトリエインフィニティーでは、1/144の塗装済み完成品と、塗装なしキットの両方が販売されていています。特に、1/144の塗装済み完成品はキットのフォルム、塗装品質と申し分がなく、これまで見てきた1/144サイズの中でも1、2を争うほどの品質だと思います。唯一欠点をあげるとすれば、その塗装が少しはがれやすいので、ウェザリング等でメンテナンスが必要が場合があることでしょうか。ただ、これは経年劣化による点も大きいので仕方ないかな。。

アトリエインフィニティーではバラ売りで個々の1/144サイズの戦車を変えるため、お金があれば同じ種類の戦車をずらっと並べ、戦車師団なんのも作れます!(いっぱい集めたい、、、)

・1/144 マウス超重戦車
・1/144 マウスⅡ超重戦車
・1/144 マウス超重戦車(初期砲塔)
1/144 マウス(ダミー砲塔)

<マウス戦車>
全長:    12.659m
車体長:   9.034m
全幅:    3.67m
全高:    3.63m
全備重量: 187.998t
乗員:    6名
エンジン:  ダイムラー・ベンツMB517 4ストロークV型12気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル
最大出力: 1,200hp
最大速度: 22km/h
航続距離: 186km
武装:    55口径12.8cm戦車砲KwK44×1 (68発)
        36.5口径7.5cm戦車砲KwK44×1 (200発)
        7.92mm機関銃MG34×1 (1,000発)
装甲厚:   50~240mm

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