ドイツ戦車

1/144 Ⅲ号戦車 - 電撃戦を支えた主力戦車。実力はいかに? –

Ⅲ号戦車はIV号戦車と並び、大戦初期のドイツ電撃戦と、その快進撃を支えた戦車です。大戦の最初から終戦まで活躍しました。そのため、バリュエーションも多く、大戦後期に性能が追い付かなくなった状態でも、その時々に合わせて自走砲等に形を変えて終戦まで戦いぬきました。

これだけジャーマングレーが揃うとドイツ軍のイメージ通り!

1/144(144分の1)サイズのⅢ号戦車の販売情報

1/144 塗装済み完成品

アトリエインフィニティー製

アトリエインフィニティーでは、1/144の塗装済み完成品と、塗装なしキットの両方が販売されていて、Ⅲ号戦車はバリュエーションを複数揃えています。

特に、塗装済み完成品はキットのフォルム、塗装品質と申し分がなく、これまで見てきた1/144サイズの中でも1、2を争うほどの品質だと思います。
お金があれば同じ種類の戦車をずらっと並べ、戦車師団を作りたいですね!

1/144 Ⅲ号戦車 D型 Kpfw.Ⅲ Ausf.D

1/144 Ⅲ号戦車J型 Kpfw.Ⅲ Ausf.J

1/144 Ⅲ号戦車K型 Kpfw.Ⅲ Ausf.K

1/144 Ⅲ号戦車L型 Kpfw.Ⅲ Ausf.L

ワールドタンクミュージアム製

1/144であっても品質は非常に高く、塗装もはがれにくいためおすすめです。ものによっては値段もそこまで高価ではないので、ずらっと並べたい方には必見です!
この記事のトップ画像もワールドタンクミュージアム製です。品質が良い一方、発売中止から10年経っているので値上がりが懸念。。

1/144 Ⅲ号戦車J型 Kpfw.Ⅲ Ausf.J

マイクロアーマー製

1/144戦車の世界では、ワールドタンクミュージアムの次に有名なのがマイクロアーマーです。
トップ画像はほぼマイクロアーマーのものです。上記2点に比べると多少形状や塗装の質が劣るものの、集めるには十分なものであるとも言えます。実際に史実で戦った戦車を再現されていることが特徴です(どの舞台に所属したかまで入念に記載されている)。やっぱり、並べると壮観で、1/144世界の威力を発揮してきますw

1/144 Ⅲ号戦車D型 Kpfw.Ⅲ Ausf.D

Ⅲ号戦車の性能(スペック)

Ⅲ号戦車は戦争初期から終戦まで活躍していたこともあり、バリュエーションが豊富で、その時々によって性能がかわってきます。こちらでは、大きく初期型、後期型で分けたいと思います。

Ⅲ号戦車 初期型(E-G型)

火力 :★★☆☆☆
防御力:★★☆☆☆
機動性:★★★☆☆

Ⅲ号戦車 後期型(H-M型)

火力 :★★★☆☆
防御力:★★★☆☆
機動性:★★★☆☆

火力

初期型の主砲の37mm戦車砲は、1,000mで37mm、500mで50mmを貫通できる程度でした。これは大戦初期のフランス戦車を撃破するには、少なくとも500mまで接近する必要があり、多少火力不足であると言えます。ソ連戦では、軽戦車相手には十分でしたが、T-34中戦車には全く歯が立ちませんでした。

後期型の主砲50mm戦車砲では、1,000mで48mmの貫通力でした(途中から、1,000mで62mmまで貫通できる砲にバージョンアップされます)。ただ、これでもT-34を正面から撃破するには相当近づかないと難しいレベルでした。

防御力

初期型は概ね最大装甲厚が30mm前後でした。フランス戦車であっても、ソ連戦車のT-34であっても、1km先から撃破されかねない装甲で、不十分であると言えます。

後期型は最大装甲厚が50-60mmまで増強されました。これでやっと1km以上先から撃破される可能性が減ることになります。

機動力

速度は、整地で40 km/h、不整地で19 km/hを出すことができ、主力戦車の中では平凡な機動性といえます。

Ⅲ号戦車の戦歴

1938年から本格的な生産が開始されるようになり、1940年でのフランス進行時には、Ⅱ号戦車とともにほぼ主力戦車としてドイツ戦車の中核を占めるようになりました。

フランス戦では、イギリス軍の中戦車や、フランス軍の軽戦車相手であれば撃破可能であり、互角の戦いができましたが、イギリス・フランスの重戦車を相手にすると性能面では力不足ではありました。ただ、イギリス・フランス連合軍の要塞に立てこもる点や、戦車を集中運用しない戦い方に対し、ドイツ軍の電撃戦が優れていたこともあり、戦術面で性能面の不足を補うことができ、フランス戦を勝利へと導きました。

1941年の対ソ連戦でも同様で、軽戦車相手であれば戦えていたものの、中戦車・重戦車相手では全く歯が立たないレベルでした。ただ、こちらもソ連軍の戦車の扱い方の酷さと、ソ連兵の練度・士気の低さから、戦術面でカバーし、ソ連領内に進攻していくことができました。

戦争中盤になると、流石に性能不足が目立ち始め棺桶感が増してきました。後期型にいくにつれ改良は重ねていたものの、高威力の75mm砲の搭載が不可能であったため、改良も限界に達しました。そのため、大戦中期には、IV号戦車に主力戦車の座を譲り、続くV号戦車パンターの実用化と共に生産終了となりました。

 

 

<III号戦車F型>

全長:    5.38m
全幅:    2.91m
全高:    2.44m
全備重量: 19.8t
乗員:    5名
エンジン: 300hp/3,000rpm
最大速度: 40km/h
航続距離: 165km
武装:    46.5口径3.7cm戦車砲KwK36×1 (131発)
7.92mm機関銃MG34×3 (4,500発)
装甲厚:   10~30mm

<III号戦車J後期型>

全長:    6.28m
車体長:   5.52m
全幅:    2.95m
全高:    2.50m
全備重量: 21.5t
乗員:    5名
エンジン: 300hp/3,000rpm
最大速度: 40km/h
航続距離: 155km
武装:    60口径5cm戦車砲KwK39×1 (84発)
7.92mm機関銃MG34×2 (2,700発)
装甲厚:   10~50mm

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