イギリス(英国)戦車

1/144 センチュリオン中戦車 - 英国面の名戦車、もし大戦に間に合ってたら? –

大戦ではぎりぎりドイツ戦に間に合わなかった名戦車、センチュリオン中戦車です。1945年に採用されたものの、その5年後の朝鮮戦争でも「最優秀戦車」と言われるほど活躍した戦車でした。イギリス発の戦後型戦車(Main Battle Tank)です。
バリュエーションも豊富で、Mk.1(マーク1)からはじまり、Mk.13まで開発されました。1945年に生産が開始されましたが、最終生産型は1973年まで生産が続けられました。センチュリオン戦車は第2次世界大戦中に開発されましたが、その高い信頼性と防御力が評価されオランダ、スイス、イスラエル、南アフリカなど世界18カ国に輸出されるベストセラー戦車でした。

センチュリオン戦車の性能(スペック)

上述の通りバリュエーションが豊富なので、Mk.1をベースに説明します。

火力 :★★★★★
防御力:★★★★☆
機動性:★★★☆☆

攻撃力

Mk.1では、大戦当時イギリス最強の大砲であった17ポンド砲を搭載していました。17ポンド砲は射距離1,000mで136mm厚の装甲厚を貫徹でき、射距離2,000mで109mmを貫通できました。1,000m先であればドイツの主力中戦車パンターは貫通できるほどの性能です。

防御力

車体前面の装甲厚は76mmでしたが、傾斜角55度であり(傾斜が大きいほど防御力は上がります)、これは直立した140mm厚の装甲と同程度の装甲防御力を持たせていました。
直立140mmの場合、ドイツ陸軍のティーガーI重戦車が装備する8.8cm戦車砲の直撃に耐えられるギリギリの設定で、ドイツのⅣ号戦車の76mm砲では撃破困難なレベルです。

機動力

最大速度は路上で34.6km/hと比較的鈍足でした。ただ、トルクが高いため他の戦車じゃ登れないような丘もすいすい登れる力をもっていました。

1/144サイズの センチュリオン中戦車購入情報

1/144 塗装済み完成品

アトリエインフィニティー製

塗装済み完成品と、塗装なしキットの両方を販売されています。
特に、塗装済み完成品はキットのフォルム、塗装品質と申し分がなく、これまで見てきた1/144サイズの中でも1、2を争うほどの品質だと思います。
お金があれば同じ種類の戦車をずらっと並べ、戦車師団を作りたいですね!

・センチュリオンMk.1中戦車

センチュリオン中戦車の戦歴


センチュリオン中戦車の初の実戦は1950年の朝鮮戦争です。ソ連製のT-34-85が主敵となりました。アメリカ製の戦車はパッとしない活躍で、M4シャーマンはT-34-85より性能が若干劣る、M26パーシングは山がちの朝鮮半島での行動範囲が狭く、M47・M48パットンは実戦参加がかなり遅くなりました。一方で火力・防御力・機動力のすべてでT-34-85を上回ったセンチュリオンは「最優秀戦車」と言われるほどの功績を残しました。

この成功によって販路は大英連邦諸国にも広がりました。インドは、印パ戦争でセンチュリオンを投入。パキスタン軍のアメリカ製M47およびM48パットンと交戦し、圧勝しました。(英国面がアメリカに勝った!)

他にも、アフリカの南アフリカvsアンゴラでは、アンゴラに侵攻した南アフリカ軍のセンチュリオンがソ連製のT-54/55やT-62相手に互角に戦い、高い評価を受けています。

センチュリオン中戦車は開発後半世紀を経た現在も9カ国の陸軍で約2,500両が在籍しており、様々に改良されて今後も使用されています。すごいですね!

センチュリオン中戦車がもし大戦に間に合ってたら?

対ドイツ軍

対ティーガーⅠ

兵士の練度が同じであればセンチュリオンに軍配があがったでしょう!火力、防御力、機動性ともにセンチュリオンのほうが優れています。しかも、ティーガーⅠは精密であったため故障が多く使いにくい戦車でした。ただ、ティーガーⅠはエース専用機とも言えるほど、優秀な兵士が扱っていることが多い戦車です。そこを考慮してしまうと互角か、不利になっていたかもしれません。

対パンター

パンターと比較すると火力、防御力とも多少上回っていました。そのため平原であれば互角に戦えていたことでしょう! 悪路の走破性はセンチュリオンのほうが優れているため、森林や山岳であればセンチュリオンはより有利に戦えていたはずです!!

対ティーガーⅡ

ティーガーⅡが相手となると不利になっていた可能性があります。何せセンチュリオンの17ポンド砲をもってしても、200mmの正面装甲を貫通させることは困難でした。うまく敵の側面に回り込んで攻撃できていれば良いものの、実際にはセンチュリオン自体もスピードが早いわけではないため至難の技だったと思います。逆に、ティーガーⅡの主砲からでは1km先からでもセンチュリオンは撃破されかねませんでした。

<センチュリオンMk.3戦車>
全長:    9.83m
車体長:   7.544m
全幅:    3.378m
全高:    2.94m
全備重量: 50.79t
乗員:    4名
エンジン: 650hp/2,550rpm
最大速度: 34.6km/h
航続距離: 97km
武装:    66.7口径20ポンドライフル砲Mk.II×1 (65発)
7.92mmベサ重機関銃×1 (3,600発)
装甲厚:   17~152mm

<センチュリオンMk.13戦車>
全長:    9.854m
車体長:   7.823m
全幅:    3.39m
全高:    3.009m
全備重量: 51.8t
乗員:   4名
エンジン: 650hp/2,550rpm
最大速度: 34.6km/h
航続距離: 190km
武装:    51口径105mmライフル砲L7A1×1
12.7mm標定銃L21A1×1
7.62mm機関銃M1919A4×1
装甲厚:   17~152mm