アメリカ戦車

1/144 M7プリースト105mm自走榴弾砲

ドイツのブルムベア等と比べると、自走砲の中では比較的小柄に見えるM7プリースト105mm自走榴弾砲を紹介します。写真はPanzer Depot製のM7プリースト105mm自走榴弾砲で、アメリカ戦車のフォルム、塗装の精度は高めです。

簡単に説明すると、M3中戦車の車台をベースとし、M3中戦車の砲塔および車体に配置された75mm戦車砲を取り除き、105mm榴弾砲をまんま搭載した自走砲です。

※ベースとなったM3中戦車

戦闘室前方右側へ対空機関銃用のマウントが取り付けられていて、形状が教会の説教台に似ていたことから、「プリースト」(Priest:司祭)という愛称がつけられました。7名の乗員と69発の105mm砲弾を搭載していたようです。69発という数値は結構多い部類に入り、スペースは十分だったことが伺えます。

また、装備していた105mm榴弾砲自体は当時の中では優秀で、発射速度は8発/分、最大射程は11,438mでした。第2次世界大戦後も運用され、日本の陸上自衛隊でも扱われたようです。

M7プリースト105mm自走榴弾砲は1941年6月〜計画が開始され、1942年初頭に試作車がに完成し、アバディーン車両試験場での試験の結果は良好でした。1942年4月には「M7 105mm自走榴弾砲」(105mm Howitzer Motor Carriage M7)として正式に生産がされます。1942年中に2,028両が完成、1945年の7月までにM7自走榴弾砲の全型含めて4,267両も生産されたようです。

M7プリースト105mm自走榴弾砲の戦歴

M7プリースト105mm自走榴弾砲は、生産が開始された1942年の10月には既に北アフリカのエル・アラメインの戦いに参加していました。
その後、イタリア戦線や、フランス戦にも参加していました。特に、アメリカ機甲師団では大活躍だったようです。
ノルマンディー戦以降は、M7プリースト105mm自走榴弾砲自体が余剰となったため、装甲兵員輸送車等に改造されたようです。
M7自走榴弾砲は第2次世界大戦終了後も活躍し、1950年の朝鮮戦争にも参加したそうです。

<M7 105mm自走榴弾砲>
全長:    6.02m
全備重量: 22.952t
乗員:    7名
エンジン出力: 400hp/2,400rpm
最大速度: 38km/h
航続距離: 193km
武装:    22.5口径105mm榴弾砲M2A1×1 
        12.7mm重機関銃M2×1
装甲厚:   12.7~107.95mm

<M7B1 105mm自走榴弾砲>

全長:    6.02m
全備重量: 22.68t
乗員:    7名
エンジン出力: 500hp/2,600rpm
最大速度: 38km/h
航続距離: 193km
武装:    22.5口径105mm榴弾砲M2A1×1 
        12.7mm重機関銃M2×1 
装甲厚:   12.7~107.95mm